I am not needed even tomorrow.
明日なんて来なくていい。…とある性処理奴隷の記録
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DATE: 2014/09/23(火)   CATEGORY: ぼくのなみだ
quite その④
シーツに沈みゆく凛の首に
巻き付くご主人様の指





ーっひ!






呼吸を許されない凛は、苦しいその中で弾けるような快感を得ながら
うっすらとご主人様を見る。






「壊れなさい」






ご主人様、すごく嬉しそうだ…





「いいね、命令だ。壊れろ!」




よかった、
まだご主人様の側にいる。

よかった…


このまま…






ーは……ぃ…







小さく絞り出した返事に、ご主人様の指が離れていく。

壊れそう?
いや、すでにあちこち壊れている。

それでも、まだ「足りない」とご主人様が言っている。


『もっとだ』

ご主人様の表情が凛の苦痛をもっと求めていると素直に感じた


表面を撫でるだけを愛撫と言わない
爪が食い込み血が滲むほど噛まれ、打たれて…ようやく人並みの「愛撫」と同等の意味を持つ

それをご主人様が「足りない」と言ってくださるのが
心の底から嬉しかった







ボロボロになればなるほど
深くなる気持ち





突如、噛みつかれる鋭い痛みで悲鳴を上げる。
フリーになっている足、ふくらはぎの所。

逃げようにも上半身は後ろ手に縛られたまま
動きにくい着物のまま、ウネウネと身をよじるのが精いっぱい。

ーぎいいいいいいいいいいいいいいいいいだああ!!!!!!!!


さらにお尻を噛まれ、痛みを耐えるのにブルブル硬直する凛。


ーうぎゃあああああああああああうううううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ビクンビクンと跳ねて、うねって逃げて…
それを嘲笑うかのように簡単に捕まえてさらにピンチングを加えるご主人様。

ーああああああああああ!!!!痛いっ!!いだああいい許して…痛い!!!!!!!!!!!!!!ああああっ

不自由な凛に、馬乗りになって
加えられるスパンキングが激しさを増し

休むことなく与え続けられる痛みに
叫ぶように悲鳴をあげて、暴れて硬直して、またうねって…


ーいぎゃあああああああああああああああああああああ!!!!!いやあああああああゆるしてええいddddddddっだいいい


ウィッグは飛び、つけまつ毛はぶら下がり、浴衣は乱れ


ーうううううううううううううううううううううううううううううぃいいいいいいいいいいーーーーーーーーーー


それでも許されず、腕を噛まれてピンチングが続き

ーいやああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!いあだいいいやめて!!!!許してくださいぃ!!

悲鳴が大きくなっていく。
本気の叫びが響き渡る。



「ああ、いい叫び声だ。もっと嫌がればいいよ」
「嫌がればもっと酷くしてあげるから」


ーはあああ、はあああああああ、はあああああああああああ………


乱れた呼吸で聞いたご主人様の声は
これまでにも何度かしか聞いたことのない興奮混じりの「楽しそうな声」で





一気に息が上がり
ブル、ブルと不規則に震えた。



「サディストであることの純真さ」





噛みつきも、
ピンチングもスパンキングも
蹴りも腹パンチも鞭も…

一体、次に何が飛んでくるのかもわからない。


痛みに
叫んでも逃げても、それが興奮を煽って
決して終わりを迎えることなく

ご主人様が満足するまで痛みは与えられ続ける。

不自由という中で
改めてその事実に気が付き、凛は崩れていく




ーいぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!





思いっきり叫ぶことが出来るのは
簡易の檻(ホテル)だから



そのための場所…だから…


よかった、ご主人様…



嬉しそう…










昔は、ここまで酷くされると「素」に戻って
「素」に戻るだけならまだしも、反対に物凄く腹が立って、
不機嫌になったり、拗ねたり、相手に落胆したりしたものだけど

ご主人様に対して、凛は常に「素」で
何もかも捧げてこその服従だし、
もっと単純にご主人様が嬉しそうなら、凛が幸せを感じるという関係…

「人のために生きる」しか出来ない凛は、
それでも保身の術として、自分が従うべきではないとする人物を嗅ぎ分ける嗅覚は持っていたという事だと思う。






従うべき先
入るべき檻




この時間や空間だけでなく
距離があって積み重なっていく日々も同様。








感謝だけいつも上手く伝えられなくて、辛い。



















……

………




………………




…………は…ぃ…ぅ………



気付くと
ご主人様が縄を解いて下さっていた。


痛みから解放されたと同時に、安堵の中、全てが緩み
凛は意識まで手放してしまったようだ。





身体の痛みよりも、腕の痺れよりも
ご主人様で満たされて、中がとてつもなく熱くなっていた。

ウィッグを直すと、ご主人様が横に呼び寄せてくださり
ぴったりと寄り添うことが許された。





ここからはいつも以上のシークレット。
「凛が人間の言葉を発することが許される時間」




たった数分。
何よりも深く重く、そして大切な時間。







この時間を経て、凛は再び肉奴隷に戻る。




ご主人様の手で目隠しをされて再びぐるぐると過去の闇をさまよい
乳首を貫く「ご主人様の奴隷の証であるピアス」をまさぐられ、勃起したマゾ乳首を噛まれて
悲鳴がまた凛から飛び出す。

肉穴が使えない肉便器は口をとことんまでおかされる。
仰向けでベッドの縁に追い込まれ、頭だけを縁から垂らすと
ご主人様は凛の顔の上にまたがった。

そのまま喉奥までおチンポを入れて下さったご主人様は、凛の呼吸などまるで構わずに
オナホールのように凛を使ってくださる。

ーうううgggっごおおおうううgggぼおおおおおおお…

「ああ、気持ちいいねぇ」

ーうう!!!!!!おおおおお!!!ううううううう…

ご主人様が動くたびに
ご主人様の玉が凛の鼻穴を塞いで余計に呼吸は困難になる。


それでも何とかご主人様に喜んで頂きたくて、舌を動かし唇をすぼめて自ら吸い付く。


ー………うぅ…ご…

呼吸困難の苦しさと頭に血が集まることでクラクラとした感覚の中で
ご主人様に使っていただいている実感が、凛の中を快感として駆け巡る。

再び引き起こされた凛はベッドに引き上げられ
仰向けの状態はそのまま、ご主人様の体重を喉の一点で受けていた。

苦しむ凛をしっかりと観察しながら、ご主人様は凛の口を犯し続ける。






ああ…


「肉便器」にしていただけるのが嬉しくて
触られてもいないデカクリと乳首も勃起して
ご主人様のおチンポが唇を擦る度にいきそうになってしまう。


あああ…




戻れなくなっちゃった。







ーごおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぅ…!!!!





ご主人様の精液が注がれた瞬間、満たされていくのと同時に
すーっと堕ちていく感覚があった。



そしてその先にある「小さな光」のようなものが
凛の幸福だと知っている。

今はまだ触れられないけど…ご主人様とならいつかはきっとそこまで辿り着くことが出来ると思う。


















こうして、5周年は1つの通過点となった。


だから、これからも隷属は続く。
ご主人様の奴隷、それだけが凛の存在する理由だから。


これが
ご主人様と凛の「夏」のはじまりとおわり。






帰り際、ご主人様が
ゴスパン仕様のハーフパンツを「いいね、それ」と褒めてくださった。

それだけで、帰り道に弾む足音を響かせる。







ここまで8月の記録に長くお付き合いくださいましてありがとうございました。
楽しんでいただけましたら、幸いでございます。


少しお願いとお知らせです。

更新はこうしてたまにしかできませんが、いただいたメッセージには必ず目を通しています。
その中でメールを返信しても戻ってくる場合があります。お心あたりのある方はもう一度ご一報ください。
その時に(@live.jp)からの受信を可能な状態にしておいてください。
よろしくお願いします。


それでは、またお会いできますように。




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DATE: 2014/09/18(木)   CATEGORY: ぼくのえ
quite その③
ケーキを食べ終わった床の上で
凛はご主人様の縄に縛られていた。






両足は体操座りの状態で束ねられ、
両手は後ろ手で固定される。


ーぅ…



小さく呻いて、モゾモゾ、ゴソゴソ



身動きが取れないというよりも「両足」がしっかりと縛られている

ただそれだけが身に沁みて
全てが敏感になってしまう。


ご主人様に捧げたい全てが、剥き出しになって床の上にある。



ー動けないよ…ぉ…


そんなのはわかっている。
わかっているけど、言葉で漏らさずにはいられないのだ。



「そうだね」


楽しそうなご主人様のお返事に、
ゾクリと全身を震わせて、目を上げた。




「フフ…」





きっと蕩けただらしない顔をしていると思う。







次の瞬間、凛は床に崩れ落ちる。
身を捩って、声を出して、あちこちを緊張させて…



ーああ!!ははははは・・・ああああ・・・ひ!!!はあああはははっ!!!!


ご主人様の指が凛の脇腹を擽りながら上下する

ーひっあははははは・・!!!ごめごめんなさいいいゆるうあはははははは・・・・!!!


逃れられない
横隔膜から嗚咽に似た「笑う」という拷問



ーひゃああああああああははははっははは・・・


崩れ落ちた凛はさらに床を
不自然な格好で跳ねる。

ご主人様の手が離れてもしばらくは「ひいひいひい・・・」と喉を鳴らして荒く呼吸をする。

ようやく逃れられたと思って身体を起こせば



ーあ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あああああああ、、、、あああ!!!!!


頭を固定されて、耳の穴に再びご主人様の言葉と音と息が・・・


ーふああああ、あ、あ、あ、あ・・


10本の指が硬直したように全部上を向き
背中をうねらせ震えながら耐えるしかない。








だって凛はご主人様の奴隷だから。
ご主人様の肉人形なのだから。


それだけしか凛には「生きる意味」がないから。











ここで、ようやく着替えることになった。

いつものようにご主人様はベッドでお昼寝。
凛はその寝息を聞くのがとても嬉しい。

ご主人様が凛の側で「安心」して眠って下さるということ。
これほどの価値が凛に与えられていいのだろうか…と時々思う。

そして凛はいつも、大阪の小屋で丸くなるときにご主人様のこのお昼寝の寝息を思い出す。
すぐ側に居るという感覚を「幻覚化して」ちゃんと感じる為だ。


とても幸せだから。


この今という時間が、
幾千もの奇跡が折り重なってやっと手繰り寄せた「ご主人様と凛の時間」だから

1秒でも無駄にしたくない。


アンテナをピキピキと張って、ご主人様を感じる。
メイクをしていても、浴衣を着ていても、ウィッグを着けていても

それが「誰のためか」というのを一々思い出して「幸福」を噛みしめる。

そうして着替え終わった凛は、集め終わった膨大なご主人様に溺れて、ジャンキーのように涎を垂らす。

ベッドで眠るご主人様に手を伸ばし
ゆらゆらと起こす瞬間がクライマックスだ。







今回は

ロングのウィッグを一つにまとめて浴衣に似合うアップの髪型にする、というのが新しい試みだ。


ご主人様に気に入っていただけると、
いいな。









ーご主人様ぁ…








さて、その結果は…

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p2014082402blo3.png


p2014082402blo4.png


この通り。




ご主人様の縄にからめとられ
吊られて

独特の痺れと拘束感と湧き上がる浮遊感に酔って口元に涎が光る。

ーあああ…


打たれれば揺れて
使われればもがいて

ご主人様のなすがままに恐怖と苦痛が与えられる。


ーああああがああああああああおおおおおお!!!!!!!!!!!!!


オブジェじゃない、ご主人様に使われるために設置された
ご主人様の肉便器。




前後左右
決まった範囲だけで揺れながら揺れながら


「ああ、いいねぇ」


集めたご主人様と、降りかかるご主人様の声に全てが蕩けていく。






そんな状態で
ドサリとベッドに解放され、沈みこんだのが






この前の首輪をして「眠るような姿」の写真だ。

凛の中、目いっぱいになるまで詰め込んだご主人様。
重くなって、いますぐには立ち上がれない。






これでもか!と幸せをまとった
奴隷のカタチ。

それはご主人様にも充分に伝わって





ある事態を招くことになった。


つづく
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DATE: 2014/09/10(水)   CATEGORY: ぼくのなみだ
quite その②
喉の奥に突き刺さるご主人様の体温と脈。



ぴったりと気道を塞ぎ
酸欠に堕ちる凛。

凛の苦しい顔を見届けて動き始めたご主人様のおチンポが
喉の粘膜を削いでいく。

粘膜は凛の口の中で徐々に泡立ち
ちっとも呼吸できない凛が咳き込んで口を離すと

信じられない量の唾液とドロドロが白くなって垂れ落ちた。


「何口を離してるんだ」

すかさず飛んでくるビンタ。
打たれた衝撃の後に大きな”バチン”という音がしてビリビリとした痛みが頬全体に広がる。

最近は一発だけでなく続けざまに打たれるようになった。
衝撃にビクンビクンと跳ねて「ごめんなさいい!!!!!!!」と言いながら痛みに蕩ける奴隷の凛。

急いでおチンポをまた喉まで咥えると、ご主人様は凛に覆い被さって



ー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


腕に噛みついた。


ーぎぃ!!!!!!!!!!!!!!


痛みに震えながら、どこかで悲鳴を出そうともがくのだが

「舌を動かせ」と命令され慌ててお口の中のおチンポにチロチロと舌を絡める。


ご主人様の噛みつきから解放されると、ズルリと口からおチンポが外れ
そこから先ほどより大量の唾液がこぼれる。






ーああああああああ…ああああああああああああああああ…う…ああああああ…


ダラリと服の上に。


「それって着て帰る洋服でしょ?もっとドロドロにしてやろうか?」

ーはいぃ…

「ん?どうなんだ」

ーんあああああああああ!!ああああ…!!


凛の答えなどさほど重要ではなくて、
涎まみれのご主人様のおチンポが凛の顔をビタンビタンと打っていく。

ーはああああああ…う…

慌てたり顔を背けたりした凛の嫌な顔をご主人様は嬉しそう眺めて
余計におチンポビンタを振るい、さらに頬に擦りつけていく


ーんんはああああああああああああああ!!!




自分の涎に塗れる恥辱に
どうしようもなく発情していく。

やっぱり凛はご主人様の性処理肉便器。
それだけの為に生きている。



ーあああああ、ああ、ああ、ああああ、、、


蕩けた顔で床の上。ガクガク震えるとご主人様は凛の顔を覗き込んで
「まだ壊れていないでしょ?」と言った。


ーは…はいいぃ…


返事をすれば、がっちりと頭を掴まれて
ご主人様の唇が凛の耳元に近づく。

何をされるのか解ってもがこうとするが、その前に
ご主人様が放った熱い息が凛の耳孔に流れこむ。


ーわあう………………っ


一種独特の不快感。ゾクゾクが頭の中を巡って、逃れられない内部の痒みとなる。
耐えるために緊張すれば、ブルブルと震えが起こり悶え狂う。






「こわれろ」





息と言葉とそしてクチャクチャという音を代わる代わる聞かされ
さらに耳孔にご主人様の指が入ったかと思うとガザがサという音がとめどなく流され

壊すための容赦ない振動が凛の中を駆け巡る。


ーあ……………ぅ…っ!!!!!!!!!!!!!あは、ぅ…





壊して下さい





ご主人様のこんなに近くで
ご主人様に繋がれたまま壊れることが出来たら

どんなに幸せだろう。





しかし「今」壊すかどうかを決めるのはご主人様しかいない。
そして、ご主人様はそんなに簡単に凛を壊したりしない。





まずは、今日という大事な日に「生理」になってしまったお仕置きを受ける。


鏡の前でご主人様にお尻を突き出した凛。
そこに振り下ろされる鞭。



ーあああああああああああああああああ!!!!痛いっ!!!


もちろん、お尻だけではお仕置きにならない。
ご主人様が狙うのは「痛い」と知っているふくらはぎ、そして「危険」とわかっている背中。


ーひうううううううううっ!!!いだあああああっ!!!


悲鳴を上げて足をバタつかせて「ごめんなさい」と何度も何度も許しを乞う。
しかし凛の中ではマゾの血が熟して甘い雫を落とす。


もっと…



歩けなくなってもいいから
気絶してもいいから



お願いします。ご主人様…

凛を欲しいだけ打って下さい。



凛をどうか、最期のその時まで、使ってください。








縋るような想い。
積み重なって「5年」になる。








周年の記念。
ご主人様がケーキを買ってきてくださった。




そのケーキを目の前にして床の上、
平伏した凛をご主人様は力いっぱい踏んでくださった。






床に擦りつけられる痛みに、モゾモゾと腰が動いてしまう。




「そのままで居なさい」

興奮したまま、だけどご主人様が離れるのは怖くて少し動いてしまうと

「こら!誰が動いていいといったんだ」

とご主人様の声が飛ぶ。


ーご…ごめんなさい!!

すぐにまた床に頭を擦りつけて…
ご主人様が「いいよ」というまで、、聞こえるのはご主人様の足音。



ここからは、サプライズ。
なんとご主人様が入れてくたさったコーヒーが凛の鼻をくすぐって…

そんな事があっていいのか?と思う光景がすぐ目の前にあって眩暈を起こしそう。


そういえば、さきほどゲフゲフと乱暴に凛の口を使ってくださった時には
初めて、ご主人様がティッシュで凛の涙を拭いて下さった。




え…



一瞬ポカンとして何が起きたかを整理しないと、本当にここに居るのか?すら不確かになっていく。





些細な出来事でもこうして一緒居ることの出来る時間が短い我々にとっては
勿体なくて何ものにも代えがたい貴重な記録。



生きていて、本当によかった。















ご主人様、凛を繋いでくださって
ありがとうございます。




















5周年記念のケーキはご主人様が床の上に置いてくださった。
凛はいっぱいの笑顔を浮かべてご主人様に繋がれたまま


口だけでケーキに食らいついた。


つづく
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DATE: 2014/09/06(土)   CATEGORY: ぼくのなみだ
quite その①
日曜日は、蒸し暑かった。



前日に降った雨の所為で
とても蒸し暑かった。

いつもの大きなカバンを引いて待ち合わせの駅に降り立つ。
湿気がまとわりついて、伸びた髪の下で汗が流れ落ちた。


ご主人様に髪を切っていいかどうか、聞かなくちゃ。


自由に髪の毛も切れない。
この不自由さにとても幸せを感じる。



久しぶりに購入したパンク仕様のハーフパンツは、まだご主人様に報告していない。

ー気に入っていただけるといいな。

ここまでの道中、歩くたびにヒラヒラするハーフパンツの裾を見て
ずっとそんな事を考えていた。


前回が6月の頭、そこから約2ヶ月とちょっと。


ようやく
ようやくご主人様との時間が始まる。


今年の夏が始まるー



待ち合わせの駅で20分、ようやくご主人様の車が見えて駆け寄った。
ガラガラと派手な音を立てて引きずったカバンの中には、夏の恒例となった「浴衣」が入っている。

1周年を迎える少し前に訪れたこの名古屋で、ご主人様とともにお買いものに行き
思いがけずに買ってにいただいたとっても大切なプレゼントだ。

袖を通すたびに、その時のことを思いだし
誰の奴隷なのかを思い知る。

今年、5周年を迎えることから長く着たこの浴衣を買い替えようかという計画もあった。
まだ何が起こるか解っていなかった6月の最初の時の話だ。

その計画自体は6月と7月の騒動で流れてしまったけど

ご主人様が決めて下さった「浴衣」をこうして今年も着られることに嬉しさが込み上げる。
ご主人様の奴隷として生きられることを、この上ない幸せと感じることが出来る。




ご主人様の姿が見えて、凛の中が瞬時に融点に達して溶け出した。
ご主人様の横にちょこっと座れば、何もなくご主人様に平伏す前の準備。

もう剥き出しの凛がぐつぐつと滾る。


今回の簡易の檻(ホテル)は以前も何度か使ったことのある場所だった。
日帰りという時は必ずここという訳ではないが、それでも使用頻度は高いと思う。

前回にここへ訪れた際の帰り際、この簡易の檻のメンバーズカードを受け取った。
次回の訪問時に割引がある、ということも受け取った理由だが、
それよりも「持ってていいですか?」とご主人様に尋ねた時に「いいよ」と言われた事が何よりうれしかったのだ。

次もこの簡易の檻を使うという確証は無くても、これからの長きの間に「使う事もある」というあやふやな未来まで許されたと思ったのだ。


お会いする度に
積み重なる度に

ご主人様の奴隷として以外の生きる意味を失っていくのが嬉しい。


「もっと戻れなくなればいいよ」


ご主人様の声は凛にとっての絶対。


ーはい
とっくに戻る道を忘れてしまいました。



簡易の檻に入ると、すぐにクンクンクンと鼻を鳴らしてしまう。
いつもの定位置である床の上で、ソファに座るご主人様を見上げる。


まだ着替えもしていない。
メイクも終わっていない。

それでもご主人様を目の前にすると何の制御もきかない。
ご主人様の奴隷だから当たり前だけど
いつも繋がれているのだから当たり前だけど

ただこれが凛にとってとても自然なことで、やっと「日常」に戻ってこられたんだと心の底から安堵する。

飛びついて足にすがり着こうとしたらご主人様に「だめだ」とストップをかけられた。

「凛を調教してください」

顔を床につけてはっきりとそうお願いすると、ご主人様は凛に首輪をかけてくださった。
いつもの黒じゃなくて、ご主人様の手元にある太い赤。

リードをかけられて、ぐうっと凄い力でベットまで引かれていく。
ご主人様の歩くスピードに追い付かない四足の凛。



お散歩。


室内だけど、こうして凛のことなんか振り返らないでズンズンとリードを引いて歩いて
凛は必死になってご主人様に付いていく。

周りの景色なんかまったく見えないで、ご主人様の背中だけ追ってひたすら「ご主人様、ご主人様」ってついていく。

よたよたと歩くと、後頭部から首の後ろにかかった首輪がぐいぐいと食い込み、慌ててバタバタと手足を動かす。
くいっと見上げると先に歩くご主人様の背中があり、じわっと景色が滲むほど嬉しいと感じる。



あるべき姿。



ベッドサイドに立つご主人様は、手を使わないで口だけでズボンを脱がせるようにと命令をする。
必死になりあっちを咥え、こっちを咥えオタオタと従う凛を、ご主人様が嬉しそうに見つめている。

はあ…
ご奉仕したい。

ご主人様の匂い。

はあ…
クラクラする。





涎を垂らして、目の色を変える。


「人間なんかじゃないだろ」


そう、人間なんかじゃない。
ご主人様の肉便器だから。


あああああああ…あう…


もどかしさに呻きながらも、ようやく見えたご主人様のおチンポに吸い寄せられる凛の唇。

肉便器の務めとして、事前準備でコラーゲンを摂取するのは
ご主人様にプルプルの感触を味わっていただきたいから。

それでも短期間では効果が低いから、今回は1か月前からの準備。

おチンポに触れる凛の唇、そしてしっかりと伸ばして触れる舌。



ああああああああああああ…!!!


この瞬間の喜びに、凛の中身がはじけて飛んでしまう。



「まずはゆっくりと丁寧に舐める」

ご主人様に教えられたとおりに、ゆっくりとゆっくりと舌を動かして上下に上下に。

そこから口を開けて喉を開き、ずるずるとおチンポを喉奥まで咥えこむ。



こんな大事な時に生理になってしまった。
「今日はとことんまで口を使ってやるからな」ご主人様から宣言されている言葉。


喉奥にご主人様のおチンポを咥えてから思い出すなんて…
やっぱりどうしようもないマゾだと



息苦しさの中でだらだらと涎を垂らし、ご主人様の視線を感じて
ぼんやりと思っていた。



つづく
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