I am not needed even tomorrow.
明日なんて来なくていい。…とある性処理奴隷の記録
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DATE: 2013/06/17(月)   CATEGORY: ぼくのなみだ
Contrast-1
黒と白の境目。
ここから一歩進めば
光は無く、何も見えなくなる。

それは「世界」が消えてしまうのと同じ。

その境目で
後から後から流れ出す涙があった。

凛のすぐ後ろには色鮮やかに「過ごした」時間があって
目の前に広がる暗闇にどうやって足を踏み出せばいいのか

わからなくなっていた。

暗闇では「何も見えない」



ご主人様の姿も匂いも味も消える。

ただ唯一の「ご主人様の声」だけが
真っ暗闇の凛を繋ぐ。


そこへと向かう一歩手前。





闇が深いのは
光あるところが「あまりにも幸福だった」から。




それはこうして経年するごとに差がひどくなり
とうとう、本当の闇を生み出してしまった。





消えゆく世界。




限りある時間の中での声と、文字だけでは書ききれない「膨大な気持ち」で
繋がり続けるご主人様と凛。

それを補完しさらに中毒真っ只中で見る、逞しいほどに育った「幻覚」



この後待っている7月の
闇の中にある記念日。

それを乗り超えていくための「光」

あまりにも眩しいから
後ろを振り返る。

「楽しかったなぁ…本当に。」


起こったことの全てが奇跡に近い。






奇跡、それは頻繁にない。

もう“二度と無い”かもしれないと錯覚を起こして
必死でかき集めたさっきの記憶の時間が
目の前から消えていく。




ご主人様…




あまりにも眩しい場所から暗闇に入った途端のパニック。
わかっているけど

ご主人様が凛をこの箱に閉じ込めたから。







大丈夫。






聞こえます。
大丈夫。

ご主人様の声…聞こえます。


ガサゴソ。
ガサゴソ。



凛が閉じ込められているのは檻ではなかった。
四方壁に囲われた箱だ。

檻よりも残酷。
ご主人様がそれだけ「大事」と凛をココへ閉じ込めた。




強く流れ込むご主人様の「思い」に
沈んでいく。

堕ちていく。










もちろん


開けられるのは
ご主人様のみ。




揺れる…暗闇。その中で


噛みしめる。
ご主人様の家畜の証。











思い出す。




土曜日の夜は黒。


予定の数週間前に決まった夜のお出かけプランは
数日前に無くなった。

そんなのは小さなこと。

それより重大なのは凛から零れ落ちた「赤」だった。

高速バスの休憩所のトイレで見た「赤」に気を失うほどのショックを受ける。
自分の腹を何度も殴って、唇を噛んだ。

男性ホルモンを休止した代償は「生理」となって凛を逆襲する。

3月・4月そして今回と連続して、ご主人様とお会いするとなると血が流れ出る。

ポカポカドスドスと何度も腹を殴っていると
同じバスの人に奇異な目で見られた。




解っている。
経口ピルを使えば、生理は時期をずらせる事が出来る。

しかし、これ以上ホルモン関係を弄るのは肝臓や血管に負担をかけてしまう。



ご主人様に
誰が悪いんだ?と何度も聞かれて

「凛です」と答える重みが、増していく。


数分前まで思い描いていた肉穴でのご奉仕が
真っ白になってきえた。


それならば
完璧な肉人形になりたい。



ご主人様に「いいねぇ」と言われて
めちゃくちゃに使っていただけるような
ボロボロにしていただけるような

メイクも衣装もご主人様の意思の通った肉人形に。



もちろん、
既にご主人様に確認していただいた衣装は用意されている。

テーマはB系。
メイクは黒。
カラコンの色はヘーゼル。

BK201306c.jpg


写真はカラコンとウィッグをつける直前。




鏡に映った姿が
いつもよりもグロスが映える黒ベースのメイクが

ご主人様の肉便器。


立ち上がって全身を鏡に映す。
4月から、とうとう体重は4キロ減。
有言実行。やるといったらやる。とことんまで、ご主人様のためだけに
生きているから。

でも、まだ足りないと思う。
焦る気持ちが過剰な行動となり
終盤で、膝をすこし痛めてしまった。


痛々しいテーピング。むき出しのネット包帯。

でも、凛は眼帯や包帯もかなり好きなフェチ。
ご主人様に心配をかけたくない反面、少しだけドキドキする。




この姿で
ご主人様と夜の街へと車でお出かけ。

スタミナも量も半端なく大盛りのとあるラーメン。
きっと凛を満腹にして、激しく喉を突くイラマチオでゲロを吐かせるつもりなんだ
ご主人様は…

嬉しい…。




車の中。
ご主人様の横顔を見ていた。


そういえば
これまでの沢山の写真を持っているけど
ご主人様の姿は数枚しか持っていないなぁ…とぼんやり思う。

だから、常に焼き付けておくことが使命。



やがて訪れる
闇を生きるために。






信号待ち、ご主人様がこちらを向いて
「そのつけまつ毛もいいね」と言ってくださった。

飛び出しそうな心臓は、
さらにご主人様の太ももへのスパンで余計に鼓動を早めていく。




ご主人様の体温が
熱くなる痛みが

凛に世界を与える。









戻ってきた光の中。


飛び込む眩しさにチカチカとスパークを起こして
「あ、あ、あ、あ、ああああ・・・」と小さく声を出した。




「ご主人様ぁ…」



スタートの鮮やかなコントラスト。

いつもの通り
ご主人様の手によって、首輪に鍵がかけられた。


そして、金髪のウィッグと
ご主人様とこだわり抜いたキャップ

偽胸が貼り付けられ
ブラとショーツまでもがご主人様の指定。

全てがご主人様の意志による衣装。
ご主人様専用の肉人形は、ご主人様のためだけに生きている。


当然であるが故
完璧を追い求めて

辿り着いてもまだ不安がある。










「いかがですか?」



一歩踏み出した光の中。



ベッドに座ったご主人様の


「いいねぇ、よく似合ってる」という笑顔が
今からの時間の全てを予言する。


震えて跪く家畜。

四つん這いが
とても落ち着く。



BKi201306c.jpg





そんな週末。


これから、すこしばかり
先週のご主人様との記録を綴っていきます。

楽しんでいただければ幸いです。


つづく
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